家相 >> プレスリリース

プレスリリース

ここでは、当山が受けた家相に関する取材や報道について載せています。

家族の具体的な夢や希望を叶える「家相」を重視した住まい(りらく2004年6月号掲載)

家相のプレスリリース
りらく2004年6月号住まいのレポート

 豊原さんご一家は、医師をされているご主人様と大学生のご長男、そして80代になれるというご両親の4人家族。それまでの住まいが築30年ほどとだいぶ古くなってきたため、新しく現在地に土地を求めて新築しました。
 家を建てるに当たって、豊原さんご一家が最も重視したのが”家相”です。「本来なら前の家を立て替えるのが普通でしょうが、うちは家族がみんな家相を気にするものだから、どこかいい土地がないかと、ここ10年ぐらいずっと東南の角地を探していたんです」とご主人様。実は2年ほど前に別の場所に土地を購入済みだったそうですが、昨年夏にご友人から「もっといい場所がある」と聞いて、現在地を見学。すぐに気に入り、それからはご主人いわく「パタパタと決まって新居完成に至った」ということです。

展示場めぐりで出会ったモデルハウスに一目惚れ

 それまでお住まいの家とは違う、いわゆる”今風”の家にしたいと考えていたご主人様は、理想の新居のイメージづくりをするために、ことあるごとに展示場めぐりなども積極的にしていました。その中でひときわ目を引きつけられたのが、利府展示場で見たミサワホームでした。
 「他社も含めて何棟か建っているモデルハウスの中で、入口から最も手前にあったのがミサワホームだったのですが、とにかく、ひと目で外観が気に入りましたね。もう、これをそっくりそのまま建ててもらいたい、と思わされるくらいに(笑)。それに、見えない部分まで懇切丁寧に説明してくれたのも良かったですね。もちろんデザインだけじゃなくて、30年内に99%の確立で起きると言われている宮城県沖地震のことを考えると、大地震に強い家にしたいというのも大きな条件でしたから」とご主人様。
 それほどまでに気に入ったモデルハウスでしたが、豊原さんご一家全員が最も気にしていた”家相”を考えたとき、「果たしてこの外観や間取りのままでよいかどうか」ということだけが気がかりに……。そこでご主人様は、以前から親交のあった成田山国分寺のご住職に家相について相談することにしたのです。

家庭円満と事業繁栄を願った家づくりに

 これまでもたびたび家相の観点から家づくりのアドバイスをされてきたというご住職。今でも1ヶ月に1軒ほどの割合で相談を受けるといいますから、家を建てるに当たって家相を気にされる方々が意外に多いのだということに驚かされます。
 「家相というのは、単に良い家を願うということだけでなく、家を建てるご本人が何を求めているか、例えば事業の成功だとか、良い伴侶を見つけたいとか、あるいは子どもが丈夫に育つようになど、具体的な夢を実現するために考えるものです。もちろん基本的に、そこに住む人すべてが健康で暮らせるようにというのは大前提ですよ」とご住職。
 私たちもよく聞く鬼門(何をするにも避けた方がよいと言われる不吉な方角)などは当たり前に考えることで、それ以外にも不浄なものとされる水回りなどの配置についても気にしなければならないそうです。「そのためにも、家族全員の干支を見なければなりませんから、相談を受けたときには必ず住まわれる人の生年月日と、実現したい夢について伺います。ただし家相は、それに従って家を建てからといって、すぐに効果が現れるというものではありません。夢を実現できるのはだいたい5~6年後ぐらい、と考えていただいたほうがよいでしょうね」。
 ところで、家相に託せる”実現したい具体的な夢”は2つまで願えられるそうで、豊原さんがご住職にお願いしたのは、家庭円満と事業繁栄でした。
 「やはり一緒に住む家族みんながずっと健康で、仲良く暮らしていけることが一番ですからね。それに我が家は開業しているので、将来にわたって仕事も順調にいってもらわなければ困りますから」とご主人。それまで冗談を飛ばしならのお話しでしたが、さすがに家相の話題になると表情が引き締まりました。

間取りはもとより、蛇口一つひとつの位置も「家相」によって決定

 家相を重視した豊原さんの家づくりでは、まずミサワホームの設計担当者がご家族の家族構成やライフスタイルなどを考慮し、ご主人が気に入られたモデルハウスをベースにして、まず設計のたたき台を作成。これを国分寺のご住職が家相の観点から、設計図を切り貼りする形で手直し。それを設計者が構造面やデザイン面から再度検討を重ねるといった形で何度もやりとりが交わされました。
 「ミサワホームから提案された最初の設計図を見たときに、これは非常にすばらしい発想だと思いました。家族が共有する部分と家族のプライバシーを守る部分の考え方、特に1階部分と2階部分の間に、もう一つの空間をつくるところなどは、私がこれまでに関わった家づくりには全くなかった、初めて見る設計でした。それだけに家相を考えるのが難しかったですね。単純に1階と2階のそれぞれを平面に考えればいいというのではなく、その間に中2階という立体的な空間を考えなければならなかったので、最初はちょっと戸惑いました」とご住職。
 一方でミサワホームの設計担当者は、「ご住職からは、例えばリビングの隣りに仏間を設けるという大まかな間取りだけではなく、玄関や階段の位置、果ては水道の蛇口の位置まで細かいご指示がありました。また外観についても、『この部分は出っ張ったり欠けさせたりしないで、平らのほうがいい』などといったご指摘もあり、それら一つひとつについて、家の構造上は問題にならないかどうか、デザイン的に美しくするにはどうするかなど、家相と設計とをすり合わせながら、私どもからもご提案させていただきました。玄関にシューズルームを設けたり、キッチンの脇にカウンターや食品庫を設置したのもその一つです」と、こちらも通常の打ち合わせとはひと味もふた味も違う様子を振り返ります。
 このとき、ご主人様は「家相については国分寺に、具体的な家づくりはミサワホームに、私の基本的な希望は最初にお話したので、あとはそれぞれの専門家に安心してすべておまかせの状態」だったそうです。

特徴的なスキップフロアで空間を立体的に構成

 このように家相を重視して建てられた豊原さんのお宅は、今年4月に完成。玄関を入るとゆったりした玄関ホール、左側の引き戸を開けると、天井が高く15畳は優にあるリビング、さらにご両親のための和室と洋室が続きます。8畳の和室には広縁がありますが、それが珍しい畳廊下になっているのは、ご主人様のお父様が「いつでも気軽にゴロンとなれるように」との配慮から。また玄関ホールから和室へ行くために特に廊下などを設けなくてもすんだのは、設計担当者いわく「建物自体が大きくて、リビングが通常よりも広々ととれないため」だそう。リビングからは玄関ホールを取り巻くようにダイニング、さらにキッチンへと広がり、1階はほぼすべてが床暖房(石油)になっています。
 リビングの奥には2階へ上がる階段を設置。中2階はご主人様の書斎と寝室。さらに階段を上がると、ロフト(小屋裏収納)が付いた息子さんの部屋、お客様用の洋室など3部屋を配置するというスキップフロアの空間構成。中2階以上はすべて各部屋に温水系のルームヒーターを取り付けました。
 こうしてみると、家相を重視した設計とはいうものの、特に目に見えて変った点がある訳ではないようでした。
 「展示場で初めてミサワホームの家をみたときには、このまま建てて欲しいと思ったほど気に入りましたが、私たちの夢をかなえる家相を優先させるための多少の変更はやむを得ないですよね。でも、家そのものに関しては大満足。これからの生活が楽しみです」とご主人様は満面の笑みで話されました。